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2024.12.09

第8回 新蕎麦俳句大賞発表

第8回 新蕎麦俳句大賞 発表

今回もたくさんの投句を頂戴しました。
特にネット投句がかなり増えた印象があります。
ありがとうございました。
今回も俳句の選と評は嵯峨野俳句会主宰の
才野洋先生です。
ではさっそく発表させて頂きます!

主宰賞
夢なくも走り蕎麦あり故郷あり(京都市YKさん)    
評:「夢なく」とあっても、決して後ろ向きな句だとは思いません。一旦気持ちをリセットしてから、また頑張っていこうという積極的な気持ちの句だと思いました。「あり」の繰り返しが力強いです。
 
編集部賞
走り蕎麦無言で啜る反抗期(川口市KOさん)      
評:「無言で」に反抗期らしさがよく表れています。反抗期ならば反抗期を通して親と一緒に食べに出なくても良いのに、それでも食べに来たくなるのが、新蕎麦の美味しさですね。
 
佳作
走り蕎麦引き戸の音の小気味よく(京都市KFさん)   
評:「引き戸」であるところが、伝統的な蕎麦屋さんを連想させます。引き戸がからりと軽く開いたことで、この店の味の良さも想像できます。

旧友といつもの店で走り蕎麦 (静岡県MYさん)    
評:変わらない日常のアクセントとして新蕎麦があるのですね。「旧友」と「新蕎麦」との対比も面白いです。

新蕎麦や一枚板の杉の卓(京都市 YMさん) 
評:「一枚板の杉の卓」が威勢良く感じ、「新蕎麦」の語感とよく合っています。きっと多くの人と一緒に、新蕎麦のひとときを楽しんでいるのでしょう。

以上、今回も素敵な句がそろいましたね!
主宰賞と編集部賞のお二人様には商品を送らせていただきますので、今しばらくお待ち下さい。
今回惜しくも受賞を逃された皆様も来年ぜひリベンジされて下さい!!

さて、本年も色々ありました。
なんと言っても元日から能登半島での巨大地震と翌日の飛行機事故。
大変な幕開けの一年となりました。
猛暑という言葉では済まないくらいの暑さと、夏の長さ。
だんだん四季がぼやけて風情がなくなっていくような心配があります。

世界をみれば未だ戦争が止まず、あちらこちらで心配は尽きません。

しかし、そんな世の中にあっても尚、必ず良くなっていくと信じ、出来得る限り良い事や楽しい事を考え続けていく事が大切です。
来年はきっともっともっと素晴らしい一年になりますように!
では恒例の下手な俳句で締めくくります。

熱燗と言いつつ座る友とゐて   隆兵

皆様良いお年をお迎えください☆