柿狩り

第30回は、柿狩りの風景です。

柿は、白和えやなますなど料理にも使えますし、照り葉もとても美しいので、〇隆兵そばでも秋のお皿を彩ってくれる存在です。

2011年5月の散歩道「白子筍」の回で紹介した千弥農園さんでは、たけのこの他に柿も育てていらっしゃいます。たけのこと同じように大事に大事に育てられているので、大粒で、甘くてジューシーなとても美味しい富有柿です。

たけのこと同じように手をかけているのはもちろんですが、柿にとってとても良い条件がそろっているそうです。柿は、「朝日はたっぷり欲しいけど、夕日はいらん！」と思っているのですが、こちらの農園は東向きになだらかな斜面になっており、おひさまの光が一番良いようにあたり、早い時間から西日が当たらないので、気候が良く、土も肥沃で柿に合っているということです。
そして、摘果摘蕾というように一枝に6、7個まで剪定を行い、一年中柿の世話をしてまさに「手塩にかけて」完全に収穫できるまであと少し、というところで台風の時期に入るので、最後の最後まで気を抜けません。
「おてんとさまにはかなわない、といったところでしょうか。」
と、おっしゃる若大将ですが、たけのこと同じように愛情深く育てられた柿の甘くておいしいこと！柿狩りに行かせていただいたときは、とりたてをすぐに常温でいただいても美味しい果物ですし、柿狩りの後にはすき焼きなどもあり、とても楽しかったです。

千弥農園さんでは10/20から柿狩りがはじまるそうです。毎年10月になると美味しい美味しい柿が食べられるのが待ち遠しいです。