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隆兵そば
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2011.12.01

蕪

第20回は蕪(カブ)のお話です。

毎年この時期になると、楽しみにしていることがあります。
それは、蕪の仕入れです。京都縦貫道を走り、園部で高速を下りてその農家さんに向かいます。
そちらでは、一面に広がる蕪畑にふかふかと隙間なく落ち葉が積もっています。この紅葉が終わって風に運ばれてきた落ち葉を、掃除せずに畑にそのままにしておくことで、微生物たちがせっせと分解して自然の栄養になるそうです。
そんな豊かな自然の巡りととてもきれいな目をしたご主人とそのご家族が何年もかけて育てている土で育った蕪なので、私達も「そろそろかなあ?」と11月頃からそわそわします。

仕入れた帰りの車のなかは、とれたての蕪のなんとも良い香りが充満していていて、それだけで「早く食べたいな~」と顔がほころびます。
畑ではその香りに浸っていた主人の頭の中は、すでにこの大量の蕪をどうするかということに切り替わっていると思いますが。

○隆兵そばでは定番だった蕪蒸しやお漬け物にしたり、炊いたり、家庭ではおろして鍋にしたり、何にしても美味しくて冬を楽しめるお野菜です。

発酵食に興味を持って以来、昨年の冬に初めてかぶら鮨を作りましたが、今年も挑戦すべく、たくさん仕入れてきました。
どんな仕上がりになるか楽しみです。