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2013.07.01

地蔵院(竹の寺)

地蔵院(竹の寺)

第37回は、桂探訪第1章「地蔵院(竹の寺)」です。

桂探訪の初回は、隆兵そばの最寄駅、阪急桂駅の隣の駅、上桂駅から歩いて13分ほどの所にある「地蔵院(別名・竹の寺)」を紹介したいと思います。
上桂駅周辺の地域は、歴史と深いつながりのある遺跡や神社仏閣が多く残されており、この地蔵院の境内一円は文化財環境保全地区に指定されています。

何年か前にJR東海の「そうだ。京都、行こう」というCMでこのお寺を見ましたが、今年5月の新緑のキャンペーンにも選ばれていました。以前は京都市内でもあまり知られていないお寺でしたが、店でも地蔵院の場所をお尋ねになるお客様が増えたのはおそらくこの影響でしょう。

1367年に細川頼之氏が創建されたということで代々細川家の庇護にあっており、私たちが拝観した日には細川護煕元首相の書かれたお軸などの特別展が開催されていました。一休禅師が幼少の頃に修養されていたそうで、漫画日本昔話の、一休さんが和尚さんの留守中に水あめをなめてしまったとんち話を思い出しながら庭園を眺めました。
隠れた穴場ということでゆっくりと堪能できるお寺だと思います。
参道を歩いていると、人も少なく静かなので、自然に包まれているような気持ちになり、心地よい風の音がすうっと身体を通り抜けていくようでした。

桂探訪の序章でご紹介した阿部さんは、参道に広がる竹林が与えてくれる感動も然ることながら縁側に腰を掛け眺める庭園もまた、日常を忘れて穏やかな気持ちになるとおっしゃっておられました。お寺に足を踏み入れた瞬間から全然違う雰囲気をまとったこの空間を、嵐山の竹林とはまた違った良さがあるとお薦めされています。

お寺はもみじもきれいなので紅葉の時期は殊更に見事ですが、個人的には青もみじの時期も爽やかで涼しげで日本らしく、なにより凛とした京都らしさを感じるので、大好きです。

自然豊かな洛西の散歩道にひっそりとたたずむ地蔵院。その手前を通る歩道は『東海自然歩道』の一部となっており、その道は嵐山まで続き、あちこちに道標を見つけることができます。
腹が減っては戦はできぬ。桂探訪の旅の要は、〇隆兵そばのまるくてやさしい井戸水で作るお蕎麦とお料理!ほんの少し足を延ばしていただいたらきっとこころもからだももっと清々しくなること間違いありません!
自然の恵みといただいた多くのご縁に感謝して、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。