HIDE MENU
隆兵そば
  • 隆兵そばについて
  • お店案内
  • お知らせ
2015.05.08

鯉

第58回は、鯉のお話です。

端午の節句まで飾る鯉のぼり。
黄河上流にある急な龍門の滝を登り切った鯉が龍になったという中国の故事「登竜門」にちなんで立身出世の願いを込めて飾られるようになりましたが、そのように縁起が良いとされた鯉は、実は、「薬養魚」「養老魚」と言われるほど栄養価の高い魚です。

〇隆兵そばでは海の魚はほとんど使わなくなりました。京都という土地柄を熟慮し、愛宕山の伏流水が湧く井戸水の恩恵をより生かすためです。
いけすをつくり、その井戸水で泳がせてからお客様にお出しするようになったのが、鯉です。

鯉の効能は素晴らしく、古来より薬としても重宝されてきました。昔から日本人にとってもものすごく馴染みの深い魚です。
肝臓にとてもよく、お酒で二日酔いや脂肪肝になることを防いだり、むくみを解消するのに有効で、身体がむくんでいる時に食べると水分が一気に排出されると言います。
鯉を食べると胃炎が治ったり胃潰瘍の予防になるなど、胃にも効きます。
また、母乳の出をよくするので、産後の女性に大変良く、その他にも、目に潤いを与えたり、腰痛や関節痛を緩和したり、疲労回復や成長ホルモンの分泌も促進するそうです。
そして、疲れた時に2、3日続けて鯉を食べると皮膚に艶が出て睡眠不足の解消にもなるというので、男性にとっても女性にとっても、非常に心強い食材ですね!

〇隆兵そばでは、鯉のお造りをミニセットにもコース料理にもお付けしております。また、酒肴として、栄養たっぷりの鯉こくをご用意している日もございます。こちらはいただくとすぐに身体の芯からぽかぽか温まります。

季節の変わり目はなぜかすっきりしない、という方も多いと聞きますが、そんな時には是非、心にも身体にも自然な栄養補給に、〇隆兵そばの鯉を召し上がりにいらしてくださいませ!