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2010.11.01

黒枝豆

黒枝豆
第7回は、丹波篠山の「黒枝豆」の紹介です。

10月末の休日、主人の師匠のお店「ろあん松田」さんが借りている畑に、篠山の特産物である黒枝豆を収穫しに行ってきました。
黒枝豆は、大好きなおせち料理の定番、黒豆の煮豆と成長段階が違うだけの同じお豆さんなんですね。
黒豆に成長する前のまだ未熟なものを枝豆としていただきます。言われてみれば当たり前ですが、枝豆は「枝豆」というイメージとしてなぜか独り歩きしていたので、初めて聞いた時は驚いて「ああ、そりゃあそうか」と納得したのを覚えています。

その未熟なお豆さんは、奈良・平安時代の頃から既に現在と同じような形で食されていたようで、日本特有の大豆の食べ方だそうです。江戸時代には枝つきのまま茹でたものを売り歩く枝豆売りもいたようで、その「枝付き豆」から「枝豆」と呼ぶようになったそうです。
北大路魯山人は「枝豆や こんなものにも 塩加減」と詠んだそうですが、何でもちょうどいいのがいいですね!

葉もわさわさと生い茂る立派な枝に、これだけしかついていないのかと思うほどひと鞘ずつむしっていく作業は地味で大変なものですが、やはり収穫後すぐに茹でて塩をしたお豆のなんと甘いこと!無農薬で栽培していらっしゃるので、虫たちがちょこちょこ食べた跡もあります。美味しい証拠です!

ただいま夜のコース料理でお出ししております。
時期のものですので、限りがございます。
どうぞ、皆様のお越しを心よりお待ちしております。